駅へ向かう道沿いにあるので、お店の前を通る八百屋さん。
極めてアナログな、昔ながらの八百屋さんなので、
商品の価格は、段ボール箱の切れ端などに手書きされています。
出勤前にジックリ店先を観察させていただく余裕が私にはないのですが、
野菜や果物の価格が毎日変更されている、という認識はあります。
多くの土曜日に、このお店で野菜や果物を購入するのですが、
何種類かあるうちの柿を2つ、小さめの大根を1本、一山になったトマト、・・・
と備え付けの籠に入れ、レジでいつも感心することとして、
店員さん誰もが、商品の価格をほぼ覚えており、間違えることなくレジを打つのです。
「ナントカ柿は2つで150円にしたんだっけ?」と、
他の店員さんに確認することがたまにあるくらいです。
毎日変わる価格を全部覚えていらして、凄いですよねぇ~
と私が漏らすと、店主が仰いました。
毎日変わるから覚えられるんですよ。
昔勤めていた酒屋は、たまに価格改定があったけど、その時の方が間違えました
とのこと。
毎日の仕事って、こういう技能の積み重ねなんだなぁ、と思ったのでした。
(2017年10月作成)