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◎自転車屋さんというプロ(1/2)

 私の趣味はサイクリングなのですが、自転車をいじることも好きです。
パンク修理はサイクリング中に必要な技能なので身に付けていますが、
それ以外にも、色々な種類の修理に対応できるように心掛けています。
自分でできた方がよい、と思われる分解や修理に必要な工具も、
少しずつ購入しています。
 しかし、自分でも手に負えない、またはプロに任せた方が良い、
と思えることは、自転車屋さんにお世話になります(その実例は「2/2」で)。

 さて、自転車屋さんというビジネスは、自転車を含めた物販での売上げ割合は、
平均で30%以下なのだそうです。
 つまり、自転車屋さんは、自転車の整備や修理が主な売上げなのです。
となると、セールスという技能だけでなく、整備や修理という技能が極めて重要です。

 先日、友人の自転車の改造を引き受けたのですが、
思いのほか苦戦してしまい、5時間以上も掛かってしまいました。
 この改造をプロである自転車屋さんが請け負ったとしても、
部品代金を除いた「改造手数料」は、1万円はおろか、3千円も取られないでしょう。
 仮に2千円だとすると、5時間も掛かったのではとても商売にはならないわけで、
少なくとも1時間以内に終えなければならないはずです。

 ちなみに、私の技能では、時給に換算して400円以下・・・
未経験の作業だったために、試行錯誤を繰り返したから時間が掛かってしまったのですが、
プロならば、仮に未経験の作業でも、どういう困難がありそうか、
を予想して、段取りを組んだことでしょう。

 整備や修理という技能もプロとなるには大変だと実感しつつ、
段取りがプロか素人かの大きな違いであろう、と想像した次第です。

   (2017年10月作成)