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◎調査の道具と調査の質や量

 新たな仕事に取りかかる、という初期の段階では、
仕事を進めるのに必要な知らない用語、背景技術、各種の情報がありません。
したがって、「調べる」という作業が必要となるのですが、
現在では、「調べる」という作業の多くをインターネットに依存しています。
 90年代の前半は、まだまだインターネットを使えなかったし、
90年代の後半でも、各種のデータベースが充実しておらず、あるいは有償だったため、
「依存する」というところまで行っていませんでした。

 現在では、インターネット無しに「調べる」ことは、不合理とも言える状況です。
(ネットワーク機器にトラブルがあると、よーく分かります)

 しかし、90年代と現在とで、「調べる」という作業に要している時間や質は、
どれほど違うのでしょうか?
 記憶や感覚で言えば、質は圧倒的に向上しているが、
量(要した時間)は大差が無い、というところでしょうか。

 「検索に要した時間」といった統計データなどは、調べれば出てきそうですが、
それは「一般論、平均値」であり、
自分の仕事の過去と現在とを比較するためのデータは、残念ながらありません。
 記憶や感覚では、都合の悪い部分は忘れ(覚えておらず)、
大きく苦しんだこと、印象に残った失敗などのみが強調されるのでしょうから、
当てにならないな・・・
 そんなところへ思い至ってしまったので、これ以上の探求は止めておきます。

   (2017年11月作成)