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◎知財関連ニュースに弁理士よりも弁護士がコメント(2/2)

 私は、弁理士会の広報の仕事をしているとき、かなり熱心に、記者さんのサポートをしたつもりです。
そのおかげか、そうした記者さんたちが「特許」の記事を書く際に、
「こういう書き方で良いか?」といった質問のほか、私個人への取材、
などで声を掛けていただく機会がありました(今でもたまにあります)。

 さて、記者さんは、タイプや仕事の種類によって、個性があります。
総じて言えると思うのは、日刊紙の担当者は細かいこと(法律用語や正しい表現)を気にしません。
気にしていられないほど時間に追われているのです。
(記者さんが書いた記事をチェックさせていただく、といった時間も取ってはもらえません)
その結果、専門家から見ると、「間違っている、不正確」といった記事になってしまうことが多い。
 せっかく資料を提供したり、こちらが時間を使って説明したのに、、、とガッカリして、
その後の付き合い(サポート)を止めてしまう。
そのようなことが少なくない、と私には想像できるのです。ガッカリした経験が何度もあるので。

 その結果、「パイプ」と呼べるまでの関係が構築できないのだと思います。
「パイプ」と呼べるような関係を構築するには、粘り強さが必要です。
 それは、ビジネスでも同じですけれど。

   (2018年1月作成)