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◎対策セミナーの盛況ぶり

 2017年12月に石川県金沢市、2018年1月に愛知県名古屋市、と連続して
知的財産管理技能検定の3級対策講座の講師を担当しました。
 中部経産局が主催であり、セミナーの受講は無料でした。

 これまでの経験では、無料セミナーというのは、申込数と出席者数では、
だいたい2割減、というのが私の実感なのですが、
今回のセミナーに関しては、2度ともほぼ欠席者がいませんでした。

 国家資格に対して「合格のための対策講座」を公的な機関が実施するのは、
異例のことである、と聞いておりましたし、
私自身も、引き受けるに際して若干の違和感がありました。
 しかし、決して盛況とはならない公的なセミナーが存在することは
伝え聞いておりますし、企画に行き詰まることも頻繁にあるようです
(私のような者にも、企画案を求められた経験がありますので)。

 国家資格に対する「対策セミナー」という企画が盛況だったことで、
「公的機関が提供する情報提供の役割」を
公的機関自身が考え直すような事態にもなるかもしれません。
(まあ、私のような者が考えても仕方が無いことですが)

 なお、3級対策講座という趣旨の講師は、いくつかの企業や大学からの依頼で、
2時間X6回 6時間X2日、といった程度のボリュームによるカリキュラムで、
何度も体験しています。
 しかし、担当した講座は、1時間45分の持ち時間しかありません。
したがって、内容については非常に工夫をしました。
 セミナー受講者のアンケートの結果を見る限り、概ね好評だったようなので、
自分のコンテンツ(のバリエーション)がひとつ増えたかな、という感触を抱いています。
 ただし、この1時間45分を聴講したからといって合格できてしまうほど、
知的財産管理技能検定3級が易しい試験ではありません(念のため)。

  (2018年1月作成)