自分の本業を本業たらしめているコア技術、コア技能は、
少し上位概念で捉え直せば、他の分野でも使えるはず。
20年前には頻繁に考えていたことですが、最近では忘れていました。
再び考えるようになったきっかけは、AI(人工知能)に関するいくつかの本やウェブページを読み、
AIの弱み(対して人間の強み)のひとつに「応用力」がある、
と認識したことからでしょう。
その認識で世の中を見渡すと、長寿命の会社は、
結構、この「応用力」で激動の時代を生き延びているのだ、
という気がしてきました。
たとえば、銀塩フィルム のF社は、デジタルカメラの普及によって
銀塩フィルムが主力製品ではなくなっていきましたが、、
「薄膜化」というコア技術を様々な横展開をすることで生き延びています。
AIやロボットというのは、時代変化のキーワードの一つに過ぎず、
(影響力の大きなキーワードではあるでしょうが)
ほかにも様々な変化があるのだ、ということを忘れないようにしたいモノです。
と抽象論を書いた後で、自分のコア技術は何だろうか、と考えています。
(2018年4月作成)