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◎後継ではなく後発を育てる

 教育をする側に回る(回らざるを得ない)というのは、
継続が必要な組織(家族も含む)には、必要なことです。

 とはいえ、私は、

   自分の後継(者)を育てる

ということに対しては、一種の違和感を常々抱いていました。

 伝統や歴史が厚い分野では、やれるようになる最低限のハードルだけでも高いと思います。
だから、育てるということについて「後継」に近いニュアンスとなることは仕方がありません。
 しかし、時代は変化します。
 変化に対応できる知恵や術を、教えきれるでしょうか?

 時代の動きが速い分野では、「後継(を育てる)」という思考や行動は、
まるでダメな気がします。

 しかし、

 「後に続いてくる後輩を育てる」というニュアンスのある『後発を育てる』

ということであれば、私の違和感や教育における限界が薄らぐ気がしました。
 具体的な(育てる)際の行動指針としては、

   新たに産まれるのを手伝い、
   一人で歩けるように、とか、致命的な怪我をしないように、

ということだけを教え、後は見守るだけ(フラットな関係?)にするといったところでしょうか。

   (2018年4月作成)