知的財産権に関する授業をしていて、
_ 独占権を持つ者は「悪者」である
という誤解が生じている(授業をしてもなかなか呑み込んでもらえない)のはなぜか?
私が授業を担当している学部が デザイン学部、およびデザイン工学部 、ですので、
受講している学生さんが、デザイナーやクリエータ を目指している、という背景があります。
そうした学生さんは、「独り占め」を「悪」と考える傾向が強いのかもしれない。
アンケートの文面や、授業中に感じる教室での空気などから、そういう感じを受けています。
加えて、最近のキーワードである「ソーシャル系」、「社会起業家」といった言葉に象徴される
_ 良いことや良い考えは(独占するのではなく)広くシェアしよう
という考え方に共感しやすい世代である、あるいはそういう時代背景がある、というように感じます。
(2018年5月作成)