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地方の前向き人間低下の原因(2/2)

地方都市での通勤は、公共交通機関ではなく、自家用車が多用されます。
通勤時に周囲の人から伝わるのは、信号待ちの際や流れの良い道路走行中など、
周囲の車から伝わる僅かなものしかない。
街の中を歩く、ということがないので、街の中の空気も吸えない。
そもそも、街の中の人が少ない・・・

通勤環境だけをこうして想像しただけで、
情報の検索能力をブラッシュアップする機会がなさそうだ、
と思います。

となると、自分の中のセンサではなく、
友人や同僚という他人のセンサを活用することが突破口となる・・・
しかし、同僚の多くは、同じような通勤環境でしょう。
同じ地域に住んでいる友人しかいなかったら、
職場が違っていても似たようなモノでしょう。

となると、都会に住む友人からの刺激に頼らざるを得ない。
しかし、都会に住む友人としては、地方都市の友人から得られる情報が少ないと、
ギブ&テイク の関係が成り立たないから、刺激を提供してくれなくなる・・・

こうして考えていくと、地方に生活拠点を構えつつ、情報感度を維持すること、
ひいては前向きな姿勢を貫くのは、やはり至難の業なのだ、と思い至るのです。
都会に住む友人と対等の情報交換ができるほど、
日々の生活を通じた新たな情報発信が高い頻度でできるようにならない限り。

(2018年6月作成)