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地方の前向き人間低下の原因(1/2)

地方都市で、地元の団体に勤務する友人と話をしました。
周囲に前向きな人がいないことがつらい、とのこと。

友人の仕事は高齢者中心のサービス業なので、
お客様が年齢的に前向きでない方が多いことは想像できます。
しかし、そうしたお客様に接していると、
サービスを提供する側も、前向きではなくなってしまうのか?
そんな疑問が沸きました。

前向き(な生き方)というのは「瞬間的」ではなく、
継続されるものです。
継続するためには、随時のエネルギ補給が必要です。
そのエネルギの一つに「情報」があります。

インターネット、および携帯情報端末の普及によって、
大都市と地方との情報格差が埋まった、ということは
たぶんない。それは、

_ どんな情報を入手できれば前向きでいられるか?
_ という検索能力さえ、地方ではブラッシュアップしにくい

と予想できるからです。

通勤時に周囲の人から伝わる空気感、商店街の店頭に並ぶ商品、
耳に飛び込む学生さんのおしゃべり、夜の街の明かり、・・・
そうした「空気」は、昨日との違いとともに、
検索能力のブラッシュアップに必ず影響を及ぼしています。
(短い期間でも地方へ行くと、それが分かるのです)
結果として、前向きな生き方を継続するエネルギ補給が困難となり、
次第に前向きな人が少なくなるのでしょう。

(2018年6月作成)