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無料相談会の運営と問題点

どの業界でも似たようなモノ、なのかもしれませんが、
「無料相談」の企画、運営は、なくなりません(特に「士業」の本業関係)。

「無料の相談には一定のニーズがあるから」なのですが、
その「ニーズの分析」が甘いと私は考えています。
分析が甘くなるのは、

_  a)相談件数がゼロにはならないために、危機感が薄い
_  b)「無料相談」の相談員のギャラを含め、運営予算が低いので、
詳細な分析をするための情報収集に労力もお金も回らない

たとえば、「ニーズ把握のため」、「次回の企画の参考資料」と称して
アンケートを配付していることが一般的です。
しかし、そのアンケートの設問が適切なのか、といった検証をするスタッフ、
委員などがいない。
いても、真剣に取り組まない(真剣に取り組む動機(ギャラを含めて)が欠如しているから)。

利用者にとったら無料なのですが、運営費は掛かっているし、
人的な負担も小さくない。
にもかかわらず、惰性で継続されている無料相談が少なくない・・・

いくつもの無料相談、無料セミナーに関わることがあり、
ほぼそのたびに考えていることを綴ってみました。
無料相談会の問題点を抽出する、というコンサルティング演習として(笑)。

そもそも論になってしまうのですが、
本当のニーズならば、適正価格の支払いを厭わないはずなので、
「無料」という企画段階で「ニーズ」の定義からは外れている、
ということもメモ代わりに残しておきます。

(2018年6月作成)