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講師かスタッフのどちらかが気付くべきセミナー進行

あるセミナーを受講しに行きました。
講師の後方左側にへスクリーンが設置されており、
高齢の講師は、そのスクリーンの前方に整えられた机に、スクリーン操作用のパソコンを置き、
マイクスタンドに支えられたマイクでセミナーを開始しました。
ところが、スクリーンに対してレーザポインタにて指し示す動作をすると、
マイクスタンドから口が離れるため、聞き取りにくい状況がしばしば起きました。
私は幸い、前方側の席へ着席していたので、マイクが離れた状態で喋る講師の声も
ナントカ聞き取れたのですが、後方に座っていた受講者は、ほとんど聞こえなかったでしょう。

合計3時間のセミナーで、中間の休憩時まで、この状態が改善されないまま進行しました。
受講者の一人が休憩時に講師へ直訴しに行って、後半は改善されたのですが、
セミナー開始直後から起きていた不具合を、すぐに改善できなかったのはどうしてなのか?

講師が、受講者への配慮のできる人であれば、すぐに気付いたはずです。
しかし、講師慣れをしていない講師の場合や、緊張のためにそうした配慮ができない、
といったことは、想像に難くありません。
そうであれば、司会進行役など、サポートメンバーが気付くべきことです。
なぜ、それができなかったのか?

サポートメンバーは、講師が高齢であるが故に講師へのサポートばかりに気を取られていた。
または、講師の話を夢中で聞くというセミナー受講者の一人に成り下がっていた。
どちらだったのか、といえば、後者だったような気がします。

サポートメンバーがボランティアスタッフだった、ということを差し引いても、
自分の役割とは何なのかを自覚していないスタッフ最低、というセミナーでした。
講師のお話がためになった、というのが救いでしたけれど。

(2018年7月作成)