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調べなくても分かるレベルでないと使えない

年末の大掃除の一環として、古い資料の処分をしながら、数ヶ月前に読んだ本の一節(の趣旨)を思い出しました。

_  新たな発想は、調べなくても分かるレベルの知識でないと使えない

というものでした。
この一節を思い出すまで、「やっぱり取っておこう」と処分を躊躇っていたのです。

_  見直さなくても定着している知識や経験だけが役立つのだ

と考えれば、捨てることができる・・・否、そうでもない。

_  ちょっと見直せば、思い出す知識があり想像も膨らむから、役立つ時期が来るかも

と期待してしまうから、処分せずに取っておこう、と考えてしまうのです。
たとえば、ファイルのタイトルを見ただけで、「ああ、このプロジェクトは苦労したな」
と思い出せる件は、「取っておこう」と考えてしまう・・・

しかし、「苦労したこと」は身に付いている。今でも語ることができる。
だったら、捨てても大丈夫のはずだ!
昨夜は、そう思えて、思い切って処分することができました。
処分したことを悔やむことは、たぶん無い・・・
でも、悔やみ始めたら、冒頭の言葉を思い出そうと思います。

(2018年12月作成)