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赤いエプロンプロジェクトに参加して(1/2)

東日本大震災から、来月で8年となります。
しかし、岩手、宮城、福島の三県は、まだ震災前の姿を取り戻してはいません。

 そんな中、味の素グループは、震災直後から被災地への支援活動をされています。
 その活動は、2017年4月から、公益社団法人へ事業移管されました。

8年も経ったのか、という間隔をお持ちの方は少なくないと思います。
しかし、年に何度か東北(特に沿岸地域)へ足を運んでいる(自転車で走る)私としては、
「まだまだ先が長い」と感じるばかり。
とはいえ、自転車で走る以外の活動も、2016年から始めました。
高校生への出張授業です。

その出張授業で、生徒さん達が題材にするのは、地元の農産物が多い。
となると、「食」に関わる活動を、もっと知っておきたい。
そんな問題意識を抱いていたところ、ご縁があって、
「赤いエプロンプロジェクト」のことを知り、
ボランティア募集に手を挙げて、この活動へ参加するに至りました。

 福島県・浜通りの福島第一原発の周辺では、帰還できない地域が未だに残っています。
 今回、訪れることとなった富岡町は、帰還が許されてからまだ2年ほどしか経過していません。
また、帰還された方の多くは高齢者であり、独居の方も少なくないのが現状でした。
野菜などの食材を切るところからやっていただく料理教室として開催されるのですが、
その準備作業を手伝わせて頂き、
できあがった料理を一緒に食べながら歓談する、という貴重な機会を頂戴しました。

    (2019年2月作成)