はやぶさ2のプロジェクト成功は、非常に喜ばしいですね。
その成功は、JAXAだけの力ではなく、多くの企業がその成功を陰ひなたで支えていることは、想像に難くないわけです。
さて、こうした数々の成功でJAXAの知名度が上がっていうます。
また、JAXAとしても技術向上とコスト削減のため、
更なる提携先を必要としており、そうした公報もしています。
しかし、現場の方に伺う機会があり、その方からお聞きしたのですが、
「JAXAと組んでます」と言いたいがため(だけ)のアプローチが
(企業の大小を問わず)JAXAにおいて増えている、とのこと。
結果として、
素性の判らない(よろしくない)ベンチャー企業などからアプローチを「捌く」という人材がJAXAに必要となります。
そうした「捌く人」には、それなりの経験とスキル
(調査能力、コミュニケーション能力、交渉力など)
が必要であり、
そうした人の人件費が安いはずもない。
が、その人件費は「直接の利益」を生むことはまずない。
有名になる、ということで「有名税」という言葉があるけれど、
こうした人材の人件費も有名税の一つとなるわけです。
有名になる、ということは、「羨ましい面」とは別の面がある。
そうした別の面について、
わざわざ聞くまでもなく、想像できるようになりたいものである・・・
と考えたのです。
(2019年7月作成)