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有名税というコスト(2/2)

 ベンチャー企業や中小企業の場合、突如として有名になってしまうことがあります。
 そうした場合、総務担当の方の中で、「広報」という部署を急遽設立し、
外部からの問い合わせに対して、定型的な捌き(さばき)方、非定型の場合の対応策、 などを取り決めたりします。
 そうした取り決めさえできない(で右往左往する)、という企業も当然あり、
内部で捌けるようになるために、外部に応援を頼むこととなります。

 こうした応援が依頼されてきた場合、電話での応対、訪問しての助言など、
様々なパターンがあるのですが、
いずれにしても応援をしてあげる側も、ビジネスですからコストが掛かります。

 問い合わせの数が今後もしばらくの間は増加するのか、一時的なのか、
などの初期判断も必要ですが、

   一時的なのだから、コストを掛けずに何とか乗り切りたい

という気持ちに、企業の経営者としてはなることが多いようです。

 こうした広報対応のコストをけちると、
問い合わせ対応のまずさからマイナスの評判が広がってしまう
という場合もあります。

 あまりコストを掛けたくない、という経営者の気持ちをくんだ上で、
的確で、迅速に、説得力を伴って助言してあげられるようになりたいものです。

   (2019年7月作成)